書道と習字も違うってほんと?

書の道に進みたいと思ったら

私は幼稚園の年長組さんの頃にお習字を習い始めました。週に1度、楽しくお習字教室に通っていました。


小、中学生の頃には、夏休みなどに募集のある美術館や企業主催の書道展に作品を出し、多くの賞を頂きました。大抵そのような作品展には、元気で大きな字が好まれ、賞にも入りやすかったように思います。なので、私の字も先生のお手本よりも大きな字で書いていました。


そして高校生になり、大学への進路を考えたとき、書道の学べる大学に進みたいと考えました。その時、今までの学び方では全くダメだったということに気が付かされました。そして、今の状態では受験なんかできる状態ではないことも。


1年生の選択科目も音楽をとってしまっていた私。高校の書道の先生に何度も頼み込み、何とか1から受験対策も含め教えていただけることになりました。先生の自宅の教室にも通わせて頂きました。


まず、最も基本的な「臨書」も知らない私。臨書の「り」の字も知りません。まず、どれだけ書けるのか見せてみてと言われ、今まで通りの手本の書き方とは違う自己流の文字を書いて見せたときの先生の反応は、今でも覚えています。筆を持って書くことが出来るだけで、本当に1からのスタートでした。しかし、結果的には無事、書道を学ぶことができる大学に合格し、進学させて頂く事が出来ました。


後から家族に聞くとよく頑張ってたねと言われるし、先生からも真面目によくやってたと言って頂けます。しかし、自分としてはそこまで苦ではありませんでした。恐らく字を書くことが好きだったから。そして今ある目の前にあることを学んで吸収していくしかないと思って前を向いていたからかもしれません。また先生にも恵まれていました。厳しい方ですが、若々しく活動的で、書の世界においても素晴らしい方です。


今は必要な時くらいしか筆を持たなくなってしまいましたが、また少しずつ再開出来たら…と思っています。